フレンチエレガンスの名品ワードローブ
2025.10.31feature
										“フランスの美” と “日本の今” の融合を目指し、「PLAY ELEGANCE.」をテーマに展開する今季のランバンコレクション。
										その象徴的一着といえるのが、フランスの名門ドーメル社のウールフランネルで仕立てたタイロッケンコートだ。
										身頃や袖にゆとりをもたせ、空気をはらむような優雅さを表現したシルエット。ゆったりとしなやかにたわむ生地が、その美しさを一段と引き立てる。クラシックな品格と、モダンな軽やかさを兼備したコートだ。
										あえてボタンを留めず、ベルトを無造作に結んで歩き出せば、フレンチエレガンスの風が吹いてくるのを感じるだろう。
									
 
									トレンチコートの原型であるタイロッケンは、合わせるスタイルを選ばない万能アウター。スーツと合わせるなら、タートルネックより首元が短いモックネックニットを合わせて軽快に装いたい。グレーで揃えた色使いも洗練された印象に貢献。
										ダイヤ形のステッチが特徴のキルティングコートは本来、英国アウターの定番。しかし、ランバン コレクションのそれは、フレンチらしい洒脱さが香るたたずまいだ。
										シックでいて軽やかさも感じさせるネイビーブルー、ほのかにグリーンのニュアンスを帯びた表情豊かなグレー。フロントボタンに沿ってさりげなく施されたグログランテープのアクセント。優美なAラインを描くシルエットも印象的だ。素材は高級ナイロンの代名詞、リモンタ社製。シルクのようななめらかさに加え、撥水性も備える。キルトの中には軽量ながら優れた保温性を誇る高機能中綿を仕込んでいるため、厳しい寒さにも対応。
										冬の主役として重宝する。
									
 
									右
ひざ上丈でスーツにも相性抜群。ブルー系の同系色でシンプルにまとめるのがフレンチ流だ。
スーツはナチュラルストレッチ性を備えたドーメル社のウールを使用。
シャツは200双という極めて繊細な糸で織り上げた生地が特徴だ。
- コート104,500
- スーツ242,000
- シャツ29,700
- ネクタイ17,600
左
乗馬文化から生まれたキルティングコートは、品格とともにスポーティーさも併せ持つ。それゆえ、スマートカジュアルスタイルにもぴったりの使い勝手だ。
オフホワイトのモックネックニットにスカーフをチラリとのぞかせて、小粋に装いたい。
- コート104,500
- スーツ242,000
- ニット46,200
- スカーフ 参考商品
1980年代のフレンチダウンを彷彿させる、たっぷりとしたシルエットが今、再び新鮮。表地には1㎡あたり32gという超軽量のポリエステルを採用。極薄ながら強度も高く、撥水性も備えた機能的な素材だ。
高品質なフレンチダックダウンをたっぷりと充填しているため、見た目に違わず防寒性も抜群。
気候変動により夏が長くなる一方、冬には大寒波に見舞われることも増えてきた昨今は、こんな上品で高機能なダウンジャケットをワードローブに加えたい。
 
									
											クラシックなチョークストライプ生地にあえてシワ加工を施して遊び心を効かせたセットアップを合わせて、ビジネススタイルにも。ダウンジャケットのカジュアル感になじみつつ、上品な装いに導ける。
											首元にはカシミヤマフラーを添えて、ラグジュアリーなアクセントをプラスして。
										
フレンチトラッドのアイコンと言えるベージュのステンカラーコートを現代的にアップデート。
素材は高密度に織り上げたポリエステルツイルで、ほのかに光沢をたたえた風合いに加え、ストレッチ性も実現。
コートを着たまま電車やバスに座ったときも窮屈感を感じさせない。さらに撥水性も備えるため、急な雨でも安心だ。内側には軽量な中綿入りのライニング付き。着脱が自由にできるため、秋口から冬、春先までシーズンをまたいで愛用できる。
 
									襟とポケットにグログランテープを配しているのも特徴的。その色みを意識して、ブラウン系でコーディネート。グレーのニュアンスも帯びたモダンな色合いで、シンプルながらスタイリッシュな印象だ。 
スーツもストレッチ性に優れており、きちんと見えつつ、快適な着心地を得られる。
- コート104,500
- スーツ165,000
- ニット46,200
										今季のランバン コレクションで充実する、カシミヤニットのコレクション。暖かい空気をまとうような軽やかさと、とろけるようになめらかな肌触り。
										定番のクルーネック(右)だけでなく、羽織ものとしても着られるジップアップニット(中)やスーツのインナー使いにも便利なニットベスト(左)もラインアップ。幅広いスタイリングに対応しているのも魅力的だ。
									
 
									ジップアップニットとベストは縮絨をかけて目を詰めることで、アウターとしての使い勝手も向上。
クルーネックはTシャツをレイヤードしているような“騙し絵”デザインに仕上げている。
アウトドアでなじみあるボアフリースをランバン コレクションらしくエレガントに表現。素材は一般的なポリエステル100%ではなく、ウール主体のフリース。ふわふわとした心地いい肌触りとともに、上質なたたずまいもかなえている。
街にも出られる休日のリラックスウェアとして、またアクティブなトラベルウェアとしてなど、幅広いシーンに活躍するアイテムだ。
 
									ジップアップのブルゾンとベストをラインアップ。秋まではアウターとして、冬になったら上にコートを羽織って活用できる。襟元の内側をベージュに切り替えて、さりげないアクセントに。
カシミヤのマフラーもバリエーションが充実。計4色が揃う無地の他、ランバン コレクションのアイコンである「ダブルジェイエル」柄をタイル状にあしらったものや、アイコニックなブランドロゴ柄も並ぶ。いずれも表裏で色を切り替えたリバーシブルで、さまざまな着こなしに対応。ギフトとしても好適品なので、大切な人に贈っても喜ばれること間違いないだろう。
 
									サイズはフリンジを除いて40×170㎝と使いやすいミディアムサイズ。
ブルゾンからロングコートまでマッチする大きさで、無造作に巻くだけでサマになるのがうれしい。
トラディショナルなケーブル編みをモダンにアレンジしたミドルゲージニット。フランスでは “シェブロン” とも呼ばれるヘリンボーン柄に編み立てているのが特徴だ。
素材は極めて繊細なメリノウールにカシミヤをブレンド。肌触りのよさも特筆に値する。襟元を高めにとったハイネックは、一枚で着てもジャケットやアウターの下に重ねても抜群に映えるデザイン。
 
									カラーバリエーションにもフレンチらしさが漂う。フレンチの定番である白・紺に加え、グレイッシュなブルーも洒脱な印象だ。色違いで揃えておけば、着こなしの幅も広がり、重宝する。
日経新聞「ランバン コレクション フレンチエレガンスの名品ワードローブ」より転載
 
							 
									 
									 
									 
									 
									 
									 
									